高校卒業以来、久々に故郷に降り立ち、変わらない街並みに触れた相原ノボル(向井理)は、高校時代のある「切ない嘘」を思い出していた・・・。

15年前。ノボル(竹内太郎)は、他人と上手く関われない自分は女の子とは一生縁が無いと諦め、 冴えない高校生活を送っていた。そんなある日、幼馴染の先輩・宮崎瞬(工藤阿須加)に突然呼び出され、そこでショートヘアの女の子を紹介される。彼女の名前は百瀬陽(早見あかり)。

「これは3人だけの秘密だ。」

瞬には神林徹子(石橋杏奈)という本命の恋人がいた。が、最近一部で瞬と百瀬が付き合っているという噂が流れ、瞬は徹子に疑いを持たれていた。そこで、百瀬の提案で、ノボルと百瀬が付き合っている「フリ」をし、その噂を消そうと考えたのだった。恋をした事の無いノボルと、好きな人と一緒にいる為なら傷つく事をいとわない百瀬。「嘘」で始まった2人の「恋」の行方はー。

 

主演は、本作が長編映画初主演となる早見あかり。2011年ももいろクローバーを脱退後、モデルやドラマ・CM等で活躍し、本作で透明感あふれる佇まいを見せている。
そして物語の語り部となる役どころを演じるのは、向井理。
15歳の時の初恋を忘れられないまま大人になった小説家を好演している。

原作は、中田永一の同名小説。脚本は、恋愛小説や映画『ストロベリーショートケイクス』(06)等を手掛けた、狗飼恭子。監督は、映画館で流れる「NO MORE映画泥棒」やCM・PV等の映像作品を手掛け、本作が長編映画初監督となる耶雲哉治。
更に、3ピース・ピアノバンドWEAVERによる書き下ろし主題歌「こっちを向いてよ」(A-Sketch)が物語を彩っている。

思春期の男女が織りなす青春の日々をリアルかつ郷愁的に切り取り、初めて恋をする事で知った苦しみや悲しみ、そして喜びと言った、心の機微を繊細に描き出している。